code up

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Amazon EC2のReserved Instanceがバリュープランを始めたようです

Amazon Web ServicesはAmazon EC2 Reserved Instanceの新料金プランを発表した

AWS EC2のリザーブドインスタンスとは、1年または3年という期間を指定してその分の料金を前払いにすることによって従量課金分の料金を割り引いてくれるインスタンスである。

これに対してオンデマンド(On-Demand)インスタンスというのがあり、こちらは完全従量課金(初期費用なし)でいつでも解約できるタイプ。

これまではひとつのプランしかなくて、例えばTokyoリージョンだとLinuxのStandard Extra Largeのインスタンスに$1911を1年分として払う代わりに、$0.80/hの従量課金が$0.36/hに下がり、$0.44/h割り引かれていた。

つまり、$1911÷$0.44/h=(省略)=約6ヶ月フル稼働で使うとお得になる計算だ。

本日Amazonさんからリザーブドインスタンス(現時点では英語サイトのみ; 勝手に日本語になってしまうかもしれない)にライト(Light)とヘヴィ(Heavy)を追加したぉ!とメールが来た。現時点では日本語ページではこの情報が反映されていないが、英語ページで内容を確認できる。* 従来あったタイプはミディアム(Medium)になった。

100%稼働しっぱなしのサーバーであれば明らかにヘヴィがお得なのであるが、100%稼働出ない場合は注意が必要である。それはヘヴィは、ライト/ミディアムと異なる料金体系となっているからだ。

Customers using both Reserved and On-Demand Instances will have Reserved Instance rates applied first to minimize costs. With Light and Medium Utilization Reserved Instances, if the number of running instances each hour is less than or equal to the number of applicable Reserved Instances you have, all running instances will be charged at the Reserved Instance hourly rate. With Heavy Utilization Reserved Instances, you pay the low hourly usage fee for every hour in your Reserved Instance term (which means you’re charged the hourly fee regardless of whether any usage has occurred during an hour). When your total quantity of running instances during a given hour exceeds the number of applicable Reserved Instances you own, you will be charged the On-Demand rate.

適当訳(下線部のみ; Amazonさんの訳が出るまで)

ヘヴィ利用者向けリザーブドインスタンスの場合、リザーブドインスタンスの契約期間の全時間の時間についての使用料金を従来より低い額でお支払い頂きます(つまり1時間の間のご利用の有無に関わらず時間あたりの使用料金が請求されます)。

使っても使わなくてもその期間分の料金はもらうよ!ってことである。

フル稼働で24x365稼働させてる場合は何ら問題ないが、スケールアウト用であったり季節もののサーバーにはヘヴィは向かないようだ。

料金比較

ページにあった割引率を確かめる意味で、ページにあるプラン(Standard Extra Large)と近々マイクロを借りようと思っていたので、どのプランがお得かをExcelで比較・計算してみた(m1.xlargeはUS-East、MicroはTokyoの料金を使った)。

ちなみにEC2のサイトにある比較(3-Year RI Percentage Savings Over On-Demand Comparison*)は2度目の3年料金を加えてないが、本比較ではそれを加え4年分としている。

縦が金額(USドル)、横が期間(3ヶ月おきに4年間分)である。

Linux100%稼働の場合の4年間の料金

100%稼働であればやはりHeavyが一番お得である。一年もせずにどのプランもOn-Demandの料金を下回ることが分かる。

Linux50%稼働の場合の4年間の料金

次に50%だけを稼働させ続けた場合を見てみよう。Heavy>On-Demand>Light, Mediumの1年契約>Light, Mediumの3年契約という順となった。

スケールアウト用のサーバーの場合など、昼間には稼働率が高いサイトなどの場合で3年契約が可能であればLightあるいはMediumの複数年契約がお得なようである。

Linux20%稼働の場合の4年間の料金

稼働率が低い場合、On-Demandと3年契約のLightが拮抗する。4年目の時点ではOn-Demandが一番安いが、また6年目にはLightが安くなる場合もある。季節もののサーバーであったり、滅多に届かないスケールアウト用のインスタンスの場合でも20%くらいの稼働が見込まれるのであればリザーブドインスタンスが良いと思われる。理由はAmazon EC2 インスタンス購入オプションに、

お客様のリザーブドインスタンスは、オペレーティングシステム(Linux/UNIX、Windows など)および購入した Availability Zone で常に利用可能であることが保証されています。

とあるためだ。

1年以上利用する予定があるのならリザーブドインスタンスを利用する方が良いだろう。

一応Windows利用も作ったので貼っておくがLinuxとあまり変わらなかった(予約金は一緒で従量分だけ異なる)。

Windows100%稼働の場合の4年間の料金

Windows50%稼働の場合の4年間の料金

Windows20%稼働の場合の4年間の料金

最後に損益分岐点を探るべくまとめたグラフを掲載する(US-East Standard Extra Largeのケース)。

グラフの横は稼働率(On-Demand, Reservedともに同じ割合で稼働させた場合)と、その稼働率の場合の損益率(マイナスがOn-Demandが得、プラス圏がReservedが得)を表している。

1年Lightは32%以上利用すればお得。1年Mediumは49%以上、1年Heavyは61%(On-Demandを上回る率; 85%以上の稼働率で、全てのプランの中で最も得になる)である。

3年Lightは17%以上利用すればお得。3年Mediumは24%以上、3年Heavyは43%(On-Demandを上回る率; 79%以上の稼働率で、全てのプランの中で最も得になる)である。

Additional Reserved Instance Options for Amazon EC2を読んで、Reserved Instance Types - Amazon EC2 Reserved Instancesのデータが検算できた。

お約束であるが、ここの記載されている情報は記事を書いた時点のものであり、実際のEC2の料金とは異なっている可能性がある。必ずEC2のサイトで最新情報をご確認下さい。

関連記事
タグ:AWS EC2 Amazon
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。